コロナパンデミックの後に

2021.07.01

コラム‗2021年7月

COVID-19新型コロナウイルスによるショックで、世界は震撼しています。
経済的にも政治的にも、そして人々の暮らしにも大きなダメージを与えています。

一方、産業界ではこうした時期にも関わらず業績を著しく伸ばした企業もあり、時代に適した新規事業を立ち上げて成功している企業も数多くあることは素晴らしいこと。
見習うべきことだ、と思っています。

さて。私はといえば、コロナ禍の終息後に政治改革が始まるのでは?と予感しているところ。
その訳だが、コロナ禍により露呈したのは各国の政治指導者及び政治システム、そして政治機能の不完全さであるように思われます。
多くの国の民衆は、自らの国の政治機能に満足していないのではないか。
かつてヨーロッパで起こったペスト蔓延の後に、既成の宗教体制に不満を持った人々が宗教改革を始めたように、現代人も政治改革を始めるだろう、と考えるところ。
そして宗教改革に続いてルネッサンス運動が起こったように、新しい文化革命がはじまるのでは、と。

かつてのヨーロッパ人が古代ギリシア文化を守っていたイスラムに学んだように、日本人も大化の改新を実行した明日香村に学んでみるのも、政治改革のヒントを得るきっかけになるかもしれませんね。

Author/樫井 賢一