【不動産コンサル事例 vol.04】遺産相続協議がまとまらず、新たなトラブルが…

2023.11.17

お客様より実際にサンジミアーノにいただいた相談事を、どのように解決するのか?様々な事例をご紹介します。

今回のご相談内容はこちら。

お客様

相続話がまとまらない間に、相続対象の家屋の屋根瓦が破損してしまったのよ。

こんな状態で台風なんかきたら、ご近所様に被害が及ぶんじゃと心配…なんとかならないかしら?

今回ご相談に訪れたお客様は、80代の女性。
四人兄弟の長女で、ご両親を亡くしてから十年以上経ちますが、現在も兄弟間で遺産分割協議が続いています。
その間、遺産相続の対象である家屋は放置されてしまい、老朽化が進んでしまったのだそうです。特に屋根瓦の破損が深刻で、一部は風雨の影響で飛ばされてしまうかもしれない状況とのこと。

まだ誰のものとも決まっていない、早急に修繕が必要な家屋。
何から解決していくのがベストなのか?
サンジミアーノではまず、お客様との面談を行いました。

ご両親の遺産について、これまでの分割協議はご兄弟間のみで行われているのでしょうか?

サンジミアーノ

お客様

ええ、そうなの。話はいつも平行線だし、私たちも歳を取って、集まりも悪くなっていてね…。

では、次のお話合いには、専門家を交えるのはいかがでしょうか?

サンジミアーノ

税理士、司法書士、弁護士、金融機関、保険会社、不動産業者など、相続問題に関わる様々な専門家が存在します。
今回のケースでは、弁護士・司法書士の力をお借りします。
普段からサンジミアーノがお世話になっている顧問弁護士と顧問司法書士の先生方をお客様にご紹介しました。
準備が整ったところで、再度お客様にご兄弟を集めていただき、家屋の今後についての協議を行いました。

お客様

…というわけで、例の家屋の修繕をさせて欲しいんだけど、どうかしら。

お兄さん

賛成だよ。手間かけて悪いけど、好きにやってよ。

弟さん

僕は反対だ。修繕費用はどこから出すんだい?相続問題からクリアにするべきじゃないか?

妹さん

そもそも修繕は本当に必要なの?放っておくのが心配なのはわかるけど、今まで大丈夫だったし…。

みなさんは、この家屋を必要とはしていないのでしょうか?

サンジミアーノ

弟さん

ええ。実のところ、管理や手入れなど手に余る部分が多くて、兄弟間で押し付け合っている状態が続いているんです。

でしたら、家屋を解体して更地の状態で売却してみませんか?

サンジミアーノ

この後、業者様に家屋の解体費用見積もりを出していただき、売買成立後のスケジュールや諸経費を皆様にご説明。
合わせて、このまま家屋を放置し続けた場合のリスクをご説明したところ、お客様とご兄弟皆様よりご承諾いただき、家屋解体から土地の売買までお任せいただけることとなりました。

さっそく土地の買い手をお探しします!

サンジミアーノ

お客様

家屋のことだけではなく、10年以上進まなかった相続話も解決しそうでホッとしたわ。

相続に関する協議が長引き解決しない時は、身内のみで行うのではなく第三者、特にプロに依頼してみましょう。

特に土地や家屋、不動産の相続に関するお悩みは「相続対策専門士」にお任せください。
実務や法律はもちろん、経済や金融、建築や税制など不動産関連業務に関わる幅広い知識と実務経験を備えた不動産のプロフェッショナル「不動産コンサルティングマスター」、その中でも相続対策(資産承継)に特化した専門家です。
是非サンジミアーノの相続対策専門士にご相談ください。


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